市販品弓角を少しだけ改造すれば、貴方のオリジナル溢れた弓角に変身します。
それで釣果アップになれば、釣り+作るでフィールドに立つ楽しみは倍増します。
改造を基にハンドメイドへの道も開けて来ます。
このコーナーを参考にオリジナル溢れた弓角を完成させて下さい。
「貴方の弓角見せて下さい」好評開催中です。ぜひ、投稿して角師の皆でレベルアップをはかりましょう。
金バリの効果は絶大でハリだけ金に差し替えるだけで青物の反応は良く、差し替えの技術をマスターすればオリジナルハンドメイド弓角への道も開けて来ます。
ぜひ、チャレンジして下さい。
用意するもの
市販品弓角、金バリ(軸の長い物)、各種シール、羽の材料、エポキシ接着剤、瞬間接着剤、ラジオペンチ、ハサミ、ターボライター、ヤスリ、カッターナイフ、ニッパ、ピンバイス、ドリルの歯、シンナーなど・・・

まずは、市販品弓角の羽をカッターナイフで取ってしまいましょう。
ターボライターでハリを十分熱してラジオペンチでハリを弓角の本体から抜いてしまいます。
ポイントは本体ではなく、ハリを熱することです。
熱いので火傷には十分注意して下さい。
抜けたらこの様な状態になります。
ハリが抜けた後のバリをナイフで修正します。
軸の長い金バリを用意して、ニッパなどでハリのチモトを切断します。
ヤスリでハリの下側に2〜3カ所切り込みを入れます。
ハリの軸径より0.1ミリ太いドリルの歯で本体の穴に沿って更に奥に穴を空けます。
あまり深く穴を空けると本体から出てしまうので、注意して下さい。
エポキシ接着剤の2液を同量チューブから出し、爪楊枝などで良く混ぜ合わせます。
ハリにエポキシ接着剤をなじませラジオペンチで本体にハリを差し込みます。
本体とハリの位置に注意してエポキシが固まるまで、しばし休憩です。
エポキシ接着剤が完全に固まったら、ハリの補整をします。
この時、ハリは内側を向いていますので本体と平行になるようにラジオペンチで調整します。
弱いハリですと、折れてしまうこともありますので、補整はゆっくり落ち着いてやって下さい。
本体に付いた手の脂などをシンナーをウエスに付けて良く拭き取ります。
ここで、自分の気に入ったシールを用意します。
フォログラムやオーロラなど青物にアピールするものです。
センスが問われます。
今回、私は金色のウロコシールを用意しました。
綺麗にウエスで拭いた本体にカットしたシールを貼っていきます。
更にアピールするために、透明オーロラシールをその上に貼ります。
釣れそう (^_^)v
今度は羽を付けます。
今回はフラッシャースカートとオーロラスレッズの複合で付けてみます。
羽は多く付けすぎると弓角の動きが悪くなりますので、注意して下さい。

糸でハリのチモトに羽を縛り付けて、形を整えてから瞬間接着剤で止めます。
最後に0.8ミリのドリルの歯で糸どおしの穴を貫通します。
0.8ミリですと、6号ハリスまで対応します。

完成です。
簡単だったでしょ?
青物はどの様な角に反応するかは、貴方自身がフィールドで確かめて下さい。
釣れるパターンが存在することに気づくでしょう。
そうしたら、もうこちらの物です !!
サーフトローリングも静岡・三重・神奈川の三県以外に日本海側の新潟や東北地方で近年、ブレイクして来ました。
地域が違うと釣り物も違い、また釣り方も違うのも事実です。
そこで、サゴシ・タチウオなど対応の弓角改造をここでは取り上げてみたいと思います。
用意する物
市販品弓角(タチウオはピンク・サゴシは白)、蓄光シール、ワームカット (蓄光タイプ)、お菓子や釣り糸などの外装の薄いプラスチック、シンナー、瞬間接着剤、ピンバイス (ドリルの歯)、カッターナイフ、ハサミなど・・・
まずは、市販品弓角の内側にメッキがしてある場合はカッターナイフの刃を立てて、メッキをそぎ落とします。
何も無い透明系弓角の場合はこの作業は必要ありません。
ベイトにもよりますが、弓角は40ミリよりも大きいサイズをチョイスして下さい。
メッキをそぎ落とした後はこの様になります。
付いている羽をカッターナイフで取り除きます。
そしたら、こんな丸裸な弓角になってしまいます。
ここで、手の脂などを取り除く為にシンナーをウエスに付けて綺麗にしてあげましょう。
シンナーが無ければ中性洗剤で洗ってあげましょう。
蓄光シールを弓角のサイズにカットします。
こんな感じに切ります。
蓄光シールを貼り付けたら、カッターナイフとハサミを駆使して、きれいにカットします。
カット出来ましたか?
お菓子や、釣り糸のパッケージの外装の薄いプラスチックを切ります。
切り取ったプラスチックを瞬間接着剤で貼り付けます。
多めに瞬間接着剤をつけてはみ出した接着剤はティッシュなどで軽く取り除きます。
今度もハサミとカッターナイフで回りをきれいにカットします。
無ければこれでOKですが、
透明オーロラシールをその上に貼るとさらに釣果アップです。
ワームカットを用意します。
蓄光タイプの白かピンクがお奨めです。
ワームカットは魚の補食が虫系の時も有効です。普通の弓角に取り付けても釣果が期待出来ます。
二股の切れ目から5ミリ位の所をカットします。
ハリの基部に瞬間接着剤を付けてワームカットを取り付けます。
バイスなどで背中の部分から塞がった糸通しの穴を貫通させます。
ちなみにドリルの歯は0.8ミリです。
グロースペシャルの完成です。
タチウオやサゴシは歯が鋭くハリスが切られる場合もあります。したがってハリスはフロロカーボーンの6号以上を使うと良いでしょう。
暗い時はUVライトで1回ごとに必ず照射する。
角の引き方は遅め、ゆっくりが基本です。
タナは重要です。釣り始めは5秒・10秒とタナを探りましょう。
夜は浅場・昼は深場にいるものです。
フォール中にアタリがあれば、アタリのあったタナを攻めましょう。 (常にカウントしていることです。)
グロータイプでも昼間の釣果もかなりのものです。まさしく、全天候型弓角です。
システム、実釣、釣果倍増、弓角、改造と講釈をたれましたが、角師の皆様の釣果に少しでもお役に立てば幸いです。
これだけ公開した理由の一つはサーフトローリングはこれからの釣りです。全国規模になり、一つの釣りのジャンヌとして確立することを期待しています。
ありがとうございました。   ブルラン むらた



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